5. 水天需(すいてんじゅ)

kan
ken

キーワード:待機・エネルギーの補給

卦辞
誠があれば願いごとは大いにかなう。信じて時期を待てば吉を得る。その時が来て大事を行なえば必ず成功する。

象伝
雲が天にのぼり、雨降らんとする時を待つさまが需である。君子はこの象に則って、いたずらに焦るようなことはせず、飲食宴楽して時節の到来を待つのである。

初爻 郊外で待つ。変化を求めず、日常のことを続けておく。問題はない。
二爻 水辺の砂地で待つ。多少は非難されることがあるが、最終的には吉。
三爻 泥地で待つ。敵が攻めてくる。
四爻 血溜まりの中で待つ。辛抱づよく待っていればやがて穴の中から這い出ることができる。
五爻 飲食を楽しみながら待つ。これこそ「儒」の正しいあり方である。吉。
上爻 穴に落ちこんでしまった。招きもしない客が三人やって来る。敬意をつくして応対すれば最終的には吉となる。

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