四大難卦

次に並列してある四つの卦はいずれも坎をもっていて、運勢では困難逆境の卦です。

3
kan
sin
水雷屯
29
kan
kan
坎為水
39
kan
gon
水山蹇
47
da
kan
沢水困
始めに困難あり。 本末進退共に困難。 途中に困難あり。 困難の極。終わりの悩み。

上卦(外卦)にのあるものは外患、下卦(内卦)に坎があるものは内患で、坎為水は内患外患です。坎は穴・困難・帯難の卦象ですから、この卦を得たら自重して険の極は救われると時の来るのを待つほかありません。

順境の卦は一般的に初爻に近い方がよいとされますが、逆境の卦は上爻に近い方が困難が終わりに近いとされます。順境の卦を得卦したとき、現在、逆境にあれば、卦辞や爻辞を考えて、いつになったら順境になるか、その卦がどうすれぽ順境の卦となるかを考えなければなりません。

また、坎為水、水山蹇、沢水困を三大難卦と呼ぶ場合もあります。

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