コイン6枚で占うか?3枚で占うか?
現在おもに行なわれている擲銭法には、6枚のコインを1回だけ投げる占法と、3枚のコインを6回続けて投げる占法とがあり、どちらの占法を用いるかは占的によります。
6枚のコインで占う方法
筮竹による略筮法(三変筮法)を疑似した占法で、良いか悪いか、進むか止まるかなど、Yes、Noでズバリと答えを求める場合に用います。
3枚のコインで占う方法
筮竹による中筮法(六変筮法)を疑似した占法で、ある事柄の今後の成り行き、あるいは一年間の運勢など一定期間の推移を見る場合に用います。
したがって、6枚のコインで占う場合には、「引っ越しをして良いか」「この縁談はまとまるか」のように、良い、悪い、まとまる、まとまらない、で答えられるように、あらかじめ占的(質問)を小さく絞り込む必要があるのです。
たとえば、「この人と結婚して良いか」という問いならば、6枚のコインを用いて「良い・悪い」を占断します。
これが「この結婚はどんなものであるか」といったように漠然とした質問であるならば、この話はどう進むのか、お互いの気持ちはどうなのか、ふたりは今後どうなっていくのか、一緒になって良縁といえるか、などいろいろ幅広く判断しなければなりませんので、3枚のコインを用いる、ということです。