50. 火風鼎(かふうてい)

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son

キーワード:即応する・調整

卦辞
大吉。願いごとはかなう。

象伝
木に火がついて燃えあがるさまが鼎である。君子はこの象に則って、天から受けた地位を保ち天命を成就するのである。

初爻 鼎の脚をさかさまにして、汚物を出すのがよい。妾を得て子を授かるようなもの。問題はない。
二爻 鼎の中には煮物が満ちている。これを我が仇が嫉妬することもあるが、身を堅固に守っていれば相手はこちらに近づくことはできない。吉。
三爻 むやみに薪を入れて煮過ぎたため、鼎の中は煮えくり返り、鼎の耳まで熱くなってしまった。持ち上げて運べないため、雉の肉を食べることができない。だが、やがて雨が降って鼎を冷やすから悔いはなくなる。最終的には、吉。
四爻 鼎の脚が折れて、公のご馳走がひっくり返った。鼎もびしょ濡れになり、凶。
五爻 鼎に黄金の耳と金で飾られたつるが付き、堂々としている。賢者に従い、謙虚に言を聞き入れる態度を貫くがよい。
上爻 鼎に宝石で飾られたつるが付き、堂々としている。大いに吉。何事も順調にいく。

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