離(り)

離 離は二陽が一陰を包み、中が空虚で外に陽気が発散するという、口や火をかたどる卦です。この卦の象意は、火に関するもの、眼で見るもの、ついたり離れたり移動するもの、明るいもの、文書、芸能学問の才、情熱、気まぐれなどです。正象は火、易数は3、属性は付く、美麗、家族は中女、方位は南です。
象意 火、明智、文明、美麗、顕著、礼儀、履行、付着と離別、装飾、発明、発見、疑惑、性急、分裂、多忙、内柔外剛
季節 六月上旬、芒種節から夏至を経て七月上旬の小暑節に至る一か月間。太陽が南にまわり光熱の強烈なときであり、陰陽の分岐点で、陰陽の両作用の別れ目ということから別離を意味する。
時間 十一時から十三時までの二時間。
天象
人象 中女、教師、美人、芸術家、裁判官、文筆家、判事、美容師、デザイナー、学者、消防士、俳優、インテリ、文化人
人体 心臓、目、顔面
病象 心臓病、眼病、高熱、火傷、便秘、のぼせ
相場 上昇
場所 美容院、図書館、焼跡、灯台、裁判所、劇場、資料館、装身具店、薬局、文具店、学校、噴火口、見晴台、教会
食物 ノリ、干物、馬肉、カニ、スッポン、色彩の美しい料理、貝類
動物 金魚、孔雀、蛍、雉、蟹
植物 南天、くるみ、もみじ、牡丹
物象 美しい物、装身具、化粧品、めがね、文書、書画、図書、株式、手形、印鑑、文具、テレビ、鏡、銃、刀、ろうそく、マッチ、薬品、干物、カメラ、見本
性情 派手好みで気分にむらがあり怒りっぼい。短気で冷静さを欠くため失敗が多い。表面は明るいが気が弱い。機を見て転換する先見性があり、才能も豊かなので、よい協力者に会えば幸いをつかむ。知識欲あり名誉を重んじる。
雑象 精神、学問、教育、公事、先見、発見、名誉、栄転、尖鋭、輝く、芸術、離別、割る、切断、手術、争い、激しい、美しい、発明、外見、美容、華美、文明、光、理想、現れる、八方美人、記録

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